一目均衡表とは、大正時代に都新聞(現在の東京新聞)細田悟一氏(一目山人)が、のべ千数百人の人達と考案したテクニカル分析です。
相場において、買い手と売り手の均衡が壊れるとその方向に株価が動くということを根底に、考え出された物です。
一目見るだけでその均衡がわかることから、一目均衡表と名づけられました。
一目見ただけでわかる指標のはずなのに、何で見て良く分からないんだろう・・・。って思うんですよね。
でも、よくよく勉強してみると、計算方法や書き方もそんなに複雑ではないし、(どちらかというと計算方法は単純)なので、見るためのコツさえ掴めばとても使える指標ではないでしょうか。
しかし、この一目均衡表というのは、勉強すればするほど奥が深く、人の心理的なものまで考慮してあったりと、そこには一目山人氏と作り上げた人達の思いが込められているような感じがします。
それに、この一目均衡表なんですが、昔はパソコンなんかない時代に手書きで書いていたなんて、ほんとに、昔の人は偉いですね。
それでは、実際にチャートを見てみましょう。
下記のチャートは日経平均株価の日足チャートです。
まず、この一目均衡表の特徴の一つに、変化日と言うのもがあります。その変化日を推測する為に使われるのが基本数値です。
基本数値には、9、17、26、33、42、51、65・・・と、この他にもたくさんあるのですが、この基本数値を使って変化日を割だすという事が一目均衡表の特徴の一つでもあります。
実際には、難しくてよくわからないのですが、一目山人氏が考える相場には、この基本数値を使い、高値や安値を起点に変化日を割り出すことが重要と考え、チャートに5本の線を入れるのはその変化日が容易にわかるようになっているのではないかと、私は思います。(推測)
なので、5本の線の計算式には、高値と安値という、相場の売りと買いの均衡が取れている中間値を使い、しかも、その期間を9日間や17日間にするのはそういった意味が含まれているのだと思います。
転換線には、基本数値の一番小さな数値である「9」が使われています。
そのため、短期的な指標線と言えるでしょう。株価が転換線の上にあれば下値を支えてくれる支持線に、株価が下にあれば上値抵抗線になるということです。
ただ、投資判断をする際には、各線とも単独ではされず、いくつかの線を使って判断していきます。
基準線には基本数値の26という数字が使われています。
基本というくらいなので、5本の線のうち基本になる線で一番重要視されます。
基本線の方向(上向きまたは下向き)が重要で、その時の方向で株価の方向性がわかります。
また、26日間といえば、約一ヶ月の相場の高値と安値の中間値を現しており、その均衡を見るための極めて重要は線と言えるでしょう。
基準線は転換線との交差により投資判断をされます。しかし、一目均衡表ではあまり重要視されていないようです。
先行スパン1は転換線と基準線の中間値を26日間を先行させたものです。
先行スパン1には基本数値の26と基準線−転換線(26−9)=17という数字が使われています。
先行スパン1は短期的な線(転換線)と長期的な線(基準線)の均衡を測るための線です。
この先行スパン1は先行スパン2と共に使われ、その間で挟まれている部分を雲といい、抵抗帯として使われます。また、その厚みは抵抗帯の強弱を表します。
先行スパン2はその日を含めた52日分の高値と安値の中間値をその日から26日間先行させた線です。
先行スパン2には基本数値の26という数字が使われています。しかし、52は51でないのがすごく不思議です。なぜ51でなく52なのでしょうか。
もしかしたら、51で設定する方が正しかったりして(^^)わかりませんが〜〜。
遅行スパンはその日の終値を26日間遅行させたものです。過去に戻して書いたのもです。
ここまで、5種類の線の説明をしてきて、この遅行スパンだけがどうも納得がいかないというか、なんだこの線は!ってな感じがしてならないのは私だけなのでしょうか。
こんなに特徴が違う線というのを同じチャートに描くのはなんだかおかしい!もしかしたら、この遅行スパンという物は、上の4本の線とはまったく違う指標ではなかったのかと思わせられます。(推測)
しかし、この遅行スパンは単純な物なのに反して非常に重要視されています。
特に、ローソク足との関係と先行スパン1と先行スパン2の間で出来る雲との関係において非常に重要です。
また、一目均衡表というのは時間軸が入った指標の一つで、そのために変化日がわかるということがすごいところです。
明後日に変化日を迎えるということは、その株価が上がるのか下がるのかが2日前に分かるという事なんです。これってめっちゃすごくないですか!てか、すごいです。
この変化日を推測するのに遅行スパンが使われることが多いのです。
ということで、次は一目均衡表の買いサインと売りサインの説明です。
一目均衡表にはたくさんの投資判断の見方があります。すべてを見極めて投資するのはなかなか難しいです。
ポイントを押さえて投資判断していきましょう。
転換線は短期線、基準線は長期線と考えましょう。売買サインの考え方は移動平均線やグランビルの法則と良く似ています。
| 一目均衡表イメージ | 解説 |
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画像見難くてすいません。用は、短期線(転換線)が長期線(基準線)を上に抜けるか下に割り込むか、その時に長期線(基準線)が上向きということが大切で、株価もその上にあるべきだ。ということです。
先行スパン1を短期線、先行スパン2を長期線と考え、それらがクロスする点で株価が下落または上昇しやすいと考えられています。
先行スパン1が先行スパン2の上にあるときを好転といい、逆を陰転といいます。
好転中は株価が上がりやすく、陰転中は株価が下がりやすい傾向にあります。
先行スパン1と2はどちらも26日間先に記されています。この二つの線の間を雲といって抵抗帯と考えます。その暑さは抵抗帯の強弱を表しています。
この抵抗帯である雲と株価の位置関係で投資判断をしていきます。
遅行スパンは株価(終値)をその日を含めて26日遡ってチャートに記した線です。
26日間の株価の差を使って投資判断をするのです。
一目均衡表では、変化日というものがあります。高値や安値を起点に割り出すという物で、それを見た目ですぐに分かる線がこの遅行スパンと株価の関係なのかも知れません。
一目山人はこの遅行スパンを非常に大事にしたということも言われています。
他の線と特徴の違うこの遅行スパンはそれだけ重要な線だと言えるでしょう。
雲は抵抗帯の意味があります。そのため雲は下にあれば支持帯に上にあれば抵抗帯に変わるのです。そして雲の暑さはその強弱を表す為。雲の中での遅行スパンの動きも注意すべき点です。
一目均衡表では、株価が大きく変わる日を変化日と言われていて非常に重要視されています。
この遅行スパンと雲、遅行スパンと株価との関係は、変化日を推測する為に使われる非常に重要な物だと思います。
これらを見ていくと、交わる点では何らかの株価の変動が見られます。
数日後にこの交わる点が来そうだと分かれば何らかの対処が出来るでしょう。
投資判断には上に書いたサインがすべてそろったところで買ったり売ったらする事が良いと思います。が、そんなことを言っていると売買出来なくなるので、2、3そろったところで売買することが良いんじゃないかと思います。
一目均衡表だけで投資判断をせず、他のテクニカル分析も組み合わせると、さらに精度が上がるでしょう。
一目均衡表は、のべ千数百人の人達で7年の歳月を経て作り上げられ、今も尚、研究され続けています。
はっきり言って、奥が深すぎて良く分かりません。
今回、このサイトで紹介しましたが、私自信の解釈が多々入っており、他の研究されている人とはちょっと違うかも知れません。
もし、一目均衡表をもっと勉強してみたいと思われるのであれば、セミナーや書籍、DVDもたくさん販売されています。そちらを見て勉強される事をオススメします。