出来高系指標


出来高とは、売買の売りと買いのバランスにより決まる為、市場の勢いを知ることが出来ます。

また、出来高と価格との関係は非常に関係が深くテクニカル分析でも良く使われている物です。

出来高を使った指標はいくつかあるので、いくつか紹介していきたいと思います。


出来高移動平均線

出来高を使って移動平均線を引き(短期線、長期線)そのクロスによって売買判断をするというものです。

通常の移動平均線と使い方はほとんど同じです。短期と長期の期間を決めてそのクロス(GCまたはDC)でシグナルを判断します。

出来高移動平均線の売買シグナル


単純移動平均線の投資判断と基本的には同じです。詳しくは「移動平均線」のページで紹介しています。

売りサイン
短期線が長期線を上から下に割り込んだ時。
出来高で判断して相場が下降傾向にあると判断します。この時にクロスした点をデットクロス(DC)といいます。
買いサイン
短期線が長期線をしたから上に抜けた時。
出来高で判断して相場が上昇傾向にあると判断します。この時にクロスした点をゴールデンクロス(GC)といいます。

出来高移動平均線と価格は逆行現象を伴うことがあります。逆行現象の説明は「RSI(相対力指数)」で説明しています。

価格帯別出来高(価格帯レシオ)

価格帯別出来高とは、価格ごとにどのくらいの取引があったかを示す指標です。

銘柄によってどの価格帯で取引が多いかが一目で分かる指標です。

価格帯別出来高の売買シグナル


価格帯が多いところは抵抗帯であり支持帯でもあります。そのためその帯が価格の上にあるか下にあるかで投資はんだんをします。

売りサイン
価格帯の多い帯が価格の下にある時、その価格帯を価格が下に抜けた時。価格の下にある帯は支持帯になりやすく。その支持帯を割り込んできたため売りサインとします。
買いサイン
価格帯の多い帯が価格の上にある時、その価格帯を価格が上に突き抜けた時。価格の上にある帯は抵抗帯になりやすく、その抵抗帯を突き抜けてきたため買いサインとします。
ボリュームレシオ

出来高の動向を指数化した物がボリュームレシオです。

出来高は価格に先行するという考えからから作られました。

ボリュームレシオの計算方法

計算方法は以下の通りです。

ボリュームレシオの計算方法

ボリュームレシオの売買シグナル


式@での売買シグナル

売りサイン
70%以上は天井圏と判断します。天井圏から70%を割り込んできた時。買われ過ぎと判断し売りサインとします。
買いサイン
30%以下は底値圏と判断します。底値圏から30%を越えてきた時。売られ過ぎと判断し買いサインとします。

式Aでの売買シグナル

売りサイン
400%以上は天井圏と判断します。天井圏から400%を割り込んできた時。買われ過ぎと判断し売りサインとします。
買いサイン
70%以下は底値圏と判断します。底値圏から70%を越えてきた時。売られ過ぎと判断し買いサインとします。
逆ウォッチ曲線

出来高と価格を折れ線グラフにした指標です。横軸に出来高、縦軸に価格を隠岐グラフにします。その時の形が時計(ウォッチ)の反対周りになるところから、逆ウォッチと呼ばれています。

逆ウォッチ曲線のイメージ

逆ウォッチ曲線の売買シグナル


逆ウォッチ曲線のイメージ 解説
逆ウォッチ曲線の売買シグナル
売りサイン
価格が上昇しきっているところで出来高減少または横ばいの時。出来高が軟調で勢いがなくなっていると考える。
価格が下がってくれば本格的に売りサインと考えます。
買いサイン
出来高が増えてきて価格が横ばいまたは上昇の時。出来高が増えてきて勢いが強くなってきたと考える。

ユニークな逆ウォッチ曲線ですが、時間軸が伴っていません。非時系列チャートです。指標を見ればどの位置にあるかで売買シグナルが分かることから投資判断は簡単です。


出来高系指標のまとめ


出来高系の指標は先行的指標です。そのため、だましも多くなってくるでしょう。そのため、メインで使う指標としては不向きといえます。

いくつかの指標と一緒に使うことをオススメします。



ポイント

・出来高系の指標はとっても大切です。投資家の怨念が入っているから♪
・この指標のみの投資判断はやめましょう。



テクニカル分析インデックスページに戻る